住宅性能をバケツに例える。
- 山田 真司
- 家づくりについて
- 性能について
耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
昔の無断熱の住宅。暖房いくらつけても寒い!
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例えば暖房の熱を水と例えるならば昔の家は
穴の空いたバケツ!
そして現代の住宅ですら↓の状態。
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小さな穴はサッシと例えましょう。
高断熱窓ならもっと穴は小さく水いわゆる熱が抜けていくのが少量で済みます。
抜けていくのが少量であれば注ぐ水の量が少なくても満水を維持できます。
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↑ちょろちょろでOK。
皆さんは寝る時には全ての暖房を消して、翌朝暖房つけてますよね?
これを間欠運転と言います。
これは、
夜、家の中の熱が全部外へ放出されて、満水になっていたバケツの水が空っぽになった状態と一緒です。
翌朝暖房をつけて空っぽのバケツを満水にするわけです。
満水になるまで=部屋が暖かくなるまで
とてもお水と時間がかかります。
言い換えれば、
満水状態を維持できれば常に暖かい。ということです。
しかしエネルギー代がかかるから24時間暖房はイヤだ。という人が多いです。
高断熱サッシで穴を極力小さくできれば、
満水状態から少量の水を注ぎ続けることで
省エネで満水状態を維持できます。
これで6畳用エアコン1台や2台で全館空調が可能になるわけでございます。
実際、山田の家で新たにつけた6畳用エアコン1台で1階26畳LDKを24時間暖房運転を試してみました。
去年は大容量26畳用エアコン1台の間欠運転と比べ1000円ほどしか変わりませんでした。
最も熱が逃げやすいのはサッシ。
ここの熱移動がわかれば、金額を注ぐべき部分がわかってくると思います。
断熱材をゴツくする前にお金かけるところありますよ。
数値だけ立派にしたい気持ちもわかりますが、
サッシをペアからトリプルへ。
エアコンは常時運転で6畳用が一番コスパ良し。
家が大きければ複数台運転ののち1台運転でOK。
性能のことなら山田まで。
日々研究しています。
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創業明治16年の安藤嘉助商店カスケホームのリノベーション住宅「カスケのリノベ」。
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