性能リノベにも換気システムを
- 山田 真司
- 性能について
性能リノベ『再築』担当の山田です。
高性能住宅といえば
◯高断熱
◯高気密
◯耐震
◯全館空調
そして
換気システム!!
今日はお勧めの換気システムを紹介します。
まずは床排気用ガラリ材メーカーさんの動画↓
https://youtu.be/hnHfOnoyfew?si=_Dm4EYyT3rY7ZNUR
見ていただいたらすぐわかると思いますが、
ゴミやホコリ、浮遊物や浮遊粉塵は宙に浮いてそして降下します。
それが床上30センチまでのエリアに溜まってしまいます。
床排気によって掃除の負担も激減します。
ルンバがあるから大丈夫という人もいますが、
ルンバは24時間動きません。
有名な熱交換換気システムがあるから大丈夫という人もいますが、
熱交換素子内部で結露するってメーカーさんも認めてますが知ってて使ってますよね?
湿度も回収するシステムですが人が吐き出したCO2分子は水蒸気よりも小さいので熱交換と同時に逆流しますがご存じで使ってますよね?
そのようなものを使わなくとも屋内空気の清浄化。さらに熱交換をしながらも人体に無害な換気システムがあります
給気の熱の取得は地中熱を吸収した床下コンクリートから得ます。
コンクリートの熱容量は空気に比べて圧倒的に大きいので、
床下空間を通り抜けるだけで空気を温めることは容易です。
ちなみに岡山県は14℃から15℃の熱を取り出すことができます。
部屋を暖房した熱と交換するわけではなく、元々コンクリート下にある地中熱からなので0円で取得できます。
床下にコンクリート無い家も防湿や基礎補強のついでに地中熱利用もできるので効率的です。
排気は床から吸い込んでジャバラダクトを通り、特殊な形をしたファンに吸い込まれ屋外へ排出されます。
一般的な換気のフィルターは壁に付いているため屋内外の熱的境界で結露を起こしますが、これはそもそも給気フィルターが外気温にさらされているため根本的に結露しません。
床下で温められた空気の出る位置を工夫するとさらに効果を上げることができます。
一般的な3種換気では冷たい外気を給気するのでお部屋がやはり冷えます。
上の添付のこの方式なら新鮮な空気も0円で温められて室内に入ります。
排出された空気の温度すら室外機の熱回収に利用する徹底ぶり!
床面排気の効率の良さは先ほどの動画で確認済みかとは思いますが、
ファンのパワーもあるので流体力学を活かせば臭気を発生する場所に配置すると匂いが気にならなくなります。
この換気システムはオートCO2センサーが付いてます。
お部屋の人口密度が高くなると一気に基準値を突破します。
車の中であくびをしてしまうアレです。
基準値は1000PPM。自動で強運転モードに切り替わります。
そして流体力学を駆使したチャンバー形状によって流速を高めて排気します。
(自動車好きなら凄さがわかる)
こんな素晴らしい換気システムも条件があります。
◯完全防湿施工(高断熱 GW +ベーパーバリア)
◯C値 0.36以下
◯床下は防蟻薬剤は使わずホウ酸系
これがダメなら日本住環境のルフロです。
他の換気システムと比べていかがでしょうか。
空気清浄ができない、古い空気をぐるぐる循環するだけの換気もあるようなので注意が必要です。
カスケの性能リノベ『再築』は家の状況に応じた適切な換気システムで設計いたします。
カスケの性能リノベ『再築』担当
設計営業 山田真司
2級建築士
古民家鑑定士1級
伝統再築士
既存住宅状況調査技術者
岡山県耐震診断員
古民家インスペクター
住宅省エネルギー技術者
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