将来の生活様式に合わせた設計、古き良きものを残した「生家の再生」
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お答えいただいた方:N様ご夫妻
インタビュアー:山田(カスケのリノベ担当スタッフ)
定年退職後には、故郷へ帰ってきたいという思いを常々持っておりました。
帰ってくる時期とタイミングも考えながら、こちらの岡山の生家に、リノベーションするちょうど1年前に帰省することができました。
ただ駐車場がなかったのでどういったかたちでリノベーションをしていったらいいかというのも考えていました。本家の母屋を活かしながら、102年という先祖からの家を守ることを主に置きながら、リノベーションというものを考えていました。
リノベーションしようとした時に、ちょうどカスケのリノベさんと話をする機会があり、費用対効果を考えながら、このリノベーションに至った次第です。
何をカスケのリノベさんに求めたかというと、若さと、エネルギッシュなところですね。私たちは素人ですから最後は住み良い、そして安住できる家ということを考えていった時に、マッチしたのがカスケのリノベさんでした。
山陽新聞にカスケさんが載っていて、そこで初めて「リノベーション」を知って、即座に電話してパンフレットを取り寄せました。
この会社だったら、主人の生家のこの古い家もどうにかなるかなと思い、主人と二人で、倉敷店のセミナーを聞きに行きました。それがきっかけです。
カスケさんの他に4社見積もりをしてもらいましたが、一番気に入ったのが山田さんの設計だったんですね。山田さんの設計が、一番老後を過ごす上で安心な計画でした。
雨漏りが大変だったんです。台所と蔵が離れていて、雨漏りをしだしたので、雨漏り対策を一番に思っていました。
それからとにかく寒くてトイレもお風呂も、心構えしていかないと寒さに震えるぐらいで不便でした。
高低差もありましたし、やっぱり夏に涼しい家の造りですから隙間が多くて寒さはすごくこたえました。それをカスケさんの方で改善していただいたっていうのはすごくありがたかったです。
カスケのリノベの社員の人たちは即座に判断していただいて、実行力がありましたね。我々の要望に対して熱心で、前向きに一生懸命仕事をされる会社であると思ったので不安はなかったです。
担当のお三方、それぞれに個性がありました。数か月の中で、それぞれの長所を活かしてもらいながら、「三人寄れば文殊の知恵」で、1人1人の100%以上に力を発揮していただいて、この家が完成したということでしょうね。
ダイニングから、和室を通しての庭の眺めが気に入っていますね。3時にここで家内と庭を眺めながらコーヒーを飲むのが一つの楽しみですね。
とにかく暖かいのが嬉しいです(笑)。バリアフリーであったかいまま台所とお風呂とトイレに行けるっていうのが、もう一番嬉しいです。
お父さんがカスケさんに任せることを全然心配しなかったように、私も全然心配してなくて思っていた通りの生活ができて、リノベーションをしてよかったなと思っています。
母屋を残して、小さい時の思い出の土間を残すのが私の頭にありました。京風の形や柱の太さも残したいと。
それから老後の時にはトイレが広いのに越したことはないので、トイレを普通の1.5倍に車いすでも入れるようにしました。
ここで長く暮らすために便利にというご要望の中から、実物件を見させてもらったところ、その当時の台所は、母屋と離れ、蔵との間の土間スペースを利用した台所で、畳の間に上がるにも、非常に高低差がありました。
バリアフリーも当然必要でしたが、合わせてご要望として、駐車場スペースを取りたいということで蔵の解体をご決断いただきました。既存を利用しながら新しいものを建てて、古い風合いを残す設計の実現、これは非常に難しいポイントでありました。
140周年という代々引き継がれているカスケのリノベさんが、これからも住み良い家を造る会社、そしてユーザーから褒められるような会社になっていってほしいなと思います。
衣・食・住の「住」のところで、これから150周年を迎えていく上で、我々とすれば「カスケのリノベさんに頼めば安全、安心」という、そういった会社になっていってほしいなと思います。
今後ますますのご発展を祈念していたします。