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笠岡市S様邸 古民家リフォーム事例

幼少時の思い出と祖先の記憶が刻まれた
愛着のある家を再生


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外観は母屋とイメージを合わせ、腰壁に焼き板、上の壁は漆喰塗りに。一階屋根の三州瓦はそのまま生かし、2階屋根の棟瓦は焼き直すことで強度と輝きを増しています

【before】
大正9年にご主人のお祖父さまが離れとして建てたという木造2階建ての家。ご主人は大学時代までこの家で育ったそう。ご結婚後は離れて暮らされていましたが、勤め先が変わったことでご実家に戻られ、生活は母屋でされていました。建物の傾きで戸が開かなかったり、雨漏りもしていたため一度は取り壊しも検討されていましたが幼少時からの思い出や、同居するお母さまへの思いから、リノベーションを決意されました。

施工前

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傾きが気になっていた離れ 幼少期からの思い出が詰まっている

施工後

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左右の建具はもともと4枚戸だったが、使い勝手をよくするため新しく大きな2枚戸に変更しました。
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床とサッシを新しくし、壁を塗り直した廊下。 母屋の玄関の柱には、かつて庭に生えていた木のうちの1本を活用。

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2階は床と天井を新しくし、壁は既存のまま。一部曲線を描く天井の梁は、1本1本が個性的で味わいがあります。 和室の欄間には慶事のシンボルや海をモチーフにした透かし彫があり、表面はガラスで覆われています。全てが芸術品のようで欄間の位置も変えないまま再利用しました。